2015.04.27

4月20日付 メリマンコラム  《短期見通し》 その1

ああ無事に終わったなと思ったのもつかの間、天王星絡みの長期惑星サインがまたまたやってくる。土星・天王星225度(ウェイニングセスクィークォードレート)がそれだ。発生するのは5月4日。これは2014年12月3日の初回から2015年10月22日の最終回まで都合3回発生するうちの真ん中にあたる。これは、2008年11月から2010年7月の間に通算5回形成された土星・天王星オポジション(180度)以来のハードアスペクトである。ご記憶かと思うが、このオポジション形成中に1)リーマンブラザース証券の破綻(に端を発する金融危機)と2)ギリシャ危機とその救済措置があった。今回のハードアスペクトは映画ターミネーターのセリフではないがアイルビーバック(I’ll be back)と言って戻って来るようなものだ。確実に、金融、及び政治の世界における桁外れにして突拍子もないイベント(と混乱)に関係する何かがまたやってくる。そもそも土星は安定と伝統のハードロック(硬岩)を表し、天王星はそれらの岩壁を打ち破るような事象の突然の衝撃を表す。つまり、今ある均衡は乱される。