2014.12.08

* フォーキャスト2015の翻訳終了後、校正、ゲラチェック、ラジオ日経さんのラジオ特番への出演準備、MMAサイクルズレポートなどが重なり、コラム再開までまだ少し時間がかかりそうです。

今回は、金融版投資日報に連載中の「メリマン通信」の12月8日号に掲載された文章を特別編集版としてこちらに掲載します。

直近の重要天体位相の紹介にはなっているかと思います。

メリマン通信【金融版投資日報2014年12月8日号掲載分】

ヘリオ射手座と木星と6回目と

 先週紹介した金とユーロの上昇に関与する事が多い天体位相として知られるヘリオ射手座ファクター(12月3~13日)。現在このファクターの影響下にあるが、先週の予想とは真逆の結果に。先週のユーロドルは前週末から僅かに反発した十字線をつけたあと下落。12月4日にいったん反発するが、その翌日は予想以上の好結果となった11月の米雇用統計の影響でドル買いユーロ売りが加速。年初来安値を再更新。逆にドル円相場は121円台に入り、日米株価は新高値更新してしまった。

 これは最近メリマン氏がレポートで指摘している“木星ゾーン”の影響と考えられる。ヘリオ射手座ファクターの時間帯を「15日までの相場に影響を与える時間帯と考えればよい」と先週述べたが、15日には3つの天体イベントが重なる。

 一つ目がヘリオ射手座ファクター、二つ目が上記の“木星ゾーン”、三つ目が2012年6月から来年3月まで合計7回形成される天王星・冥王星スクエア(90度)の6回目だ。
 
 もとより「木星ゾーン」というアストロロジー用語は存在しない。単純に日本時間15日まで“バブルの星”である木星関連の天体位相が集中するのだ。先ず日本時間5日早朝に金星・木星トライン(120度)。トラインは両惑星間が良好な関係になる事を意味する。金融関連全般を指す金星と木星の組み合わせは株式にとっては良い効果をもたらしたのではないか。
 今週、木星は9日に逆行入りし、12日に水星と、15日に太陽とそれぞれトラインを形成する。これらの組み合わせも株式及び米ドルに有利な展開になると考えられる。

 9日の逆行で4日のような反発局面があるかもしれないが、木星は毎年、この時間帯付近で必ず逆行しているので、大きな相場変動ファクターにはならない。従って先週末の相場の流れは、今週いっぱい続いていこう。

 相場の流れが大きく変わるとすれば、それは12月15日。“ハプニングの星”である天王星と“露見・負債”の星のスクエアである。更にその翌週20日(日本時間21日)、このスクエアを先述の金星がなぞる(金星トランスレーション)。
 
この時間が何を相場にもたらすかは現時点では解らない。加速か、変転か。いずれにせよ相場の節目にはなると思われる。