2014.10.31

10月27日付 メリマンコラム  《短期および長期見通し》 その4

火星は、10月26日に山羊座入りする。これは非常に重要なイングレスだ。何故ならこれがFRBの設立図(1913年12月23日)の太陽とコンジャンクション、冥王星とオポジションを形成するからだ。10月27~28日に太陽と金星がそれぞれ海王星とトラインを形成することから、週明けのスタートとしては上々だ。しかしながら、10月25日(日本時間26日)の水星順行と共に進行するジオコスミック・サインのコンビネーションは、金融市場における修正的な値動きの終了と相関している。したがって今週は、株式市場に見られた先週の反騰が新しい弱気相場における修正高の終了となるのか、それとも新しい強気相場の飛翔の始まりなのかを私達に告げる週となりそうだ。
さて、来週はとうとう米国の中間選挙が行われる(11月4日)。民主党は上院の主導権を維持するだろうか? あるいは共和党が上院、下院の両方を掌握するのだろうか?  水星の逆行は、世論調査で民主党より共和党への支持が増えたことに同期した。だが、水星が方向転換し、3天体(太陽、金星、火星)がちょうど今、10月23~26日にサインチェンジする。今から投票日までの間に世論調査結果を覆すに足る時間はあるだろうか? 何か新しい驚愕の新事実でも暴露されない限り、そうなるとは思えない。だが、天王星がテーブルの上座に着いていたり、てこの動きを制御している時、物事がどうなるかは誰にもわからない。

金融市場がそうであるように、人々もまた変動期にある。皆が変化を望み、そして彼ら自身もまた自分の立場が変わりつつある。もしも宇宙が今何か言葉を発するなら、その言葉は「変化が来ている」だ。これからの5カ月間は、ワイルドで興奮に満ちたものになるだろう。そしてその後、過去7年間にわたって行われた全ての実験が終わる。

表面上の安定が戻り始める。 問題解決への長期的アプローチを標榜するコンセンサスが再びもてはやされるだろう。 そして人々は破壊的な分断を招くよりも、むしろ創造的な解決策を求めて働き始める。 両極性は統一性に道を譲り始める。 それが浸透するには相応の時間を必要とするはずだ。 だが、7年間にわたるカーディナル・クライマックスの宇宙的パターンが減衰し始めるにつれて、新しい時代がやってくるのだ。