2015.02.02

2月2日付 メリマンコラム  《短期及び長期見通し》  その1

ジオコスミック研究に依拠すると、今週は重要な週である。そこには強力なジオコスミックサインが詰まっている。

先ず、現在は水星逆行(1月21~2月11日)の中間点にあたる。ここは金融市場においては、水星逆行開始時には反転しなかった相場が主要な反転を開始するサイクル内のポイントとなる。これは前回(2014年最後)の水星逆行を振り返ってみると良いだろう(10月5~26日)。この時の水星逆行中間点は10月15日である。当時、世界中の株式市場は中間点に向け急速に下落。その後相場は(中間点で)急反転して、そこから年間、数年来、もしくは史上最高値をつけるまでに上昇していった。このような相場は我々も含め誰にも予想できなかった。

また、先週末(1月30日~2月1日)は金星が土星とスクエア(90度)を形成し(1月30日)、海王星とコンジャンクション(0度)を形成した(2月1日)。このことに関しては先週次の通り述べている。即ち“…金星が魚座入りして初期度数を運行し、1月30日に土星とスクエアを、2月1日(日本時間2月2日)に海王星とコンジャンクションを形成する。歴史的に見て、土星・海王星のアスペクトは多くの金融市場(株式、原油、通貨など)における長期サイクルの天井または底と最強の相関関係を持つ位相の一つだ。1月30日〜2月1日近辺で、より短期の反転が起きる可能性がある。また、ECBが新しく始動した刺激策に対する疑念と批判がもっと表面化してくるのを見ることになるかもしれない。通貨戦争はなおも続行し、他の市場により大きな不確実性とボラティリティをもたらすだろう。同様に、これは米国大統領バラク・オバマにも影響を与えるかもしれない。彼の出生図の月(大衆のイメージ)と冥王星(個人的権力)が、天空の金星・土星スクエアと海王星が放つエネルギーの焦点となるからだ。中央銀行とは裏腹に、彼は自分が望むものを手に入れることはない。実際運行中の土星は、彼が受け取るものが自分の過去の行いに対する望みもしない多くの調査だと示唆している。月は過去であり、土星は本人に対して批判的な他者から突きつけられる、釈明と引責への要求だ”。