2015.01.22

*このコラムは現地時間1月16日(金曜日)の早く、週末の市場が引ける前に書いたものです。
*今回のコラムは「回顧と展望」のみの記述となります。

1月19日付 メリマンコラム  《回顧と展望》  その4

ユーロからのスイスフランのデペッグは、終焉にまつわる現象の鳥羽口に過ぎない。だとすれば中国はスイスの後を追って米ドルから元をデペッグするのだろうか? だがそれよりも、全ての通貨が最終的には国際基軸通貨としての米ドルからデペッグすることになるかもしれない。現況、ロシアは崩壊しつつあるルーブルを支えるために、それをやりそうな立場にある。原油価格もまた崩壊しているからだ。原油、ルーブル、ユーロ…… ドミノ倒しが始まろうとしている。

この “天空の映画” は、2008年に上映されたものと非常によく似ている。これは続編であり、同じ役者(惑星)が似たような粗筋(ハードアスペクト)を演じている。つまり、「いかにしてギリシャを救うか? いかにしてEUを救うか? 我々のお金を、銀行や政治家達からどうやって護るか? 彼らは相変わらずお金を刷り続け、その後それ以上に支出し続ける。彼らはこうした地球規模のカオスの原因となるほどの記念碑的決定を下す、大きな支配力を持っている」といった筋立てだ。

さぁ、これは怖ろしく見える。だが実際のところは、そうでもないかもしれない。これはカーディナル・クライマックスの終わりであり、始まりではない。またこれは土星・冥王星サイクルの最終局面(バルザミック・フェーズ、最後の1/8局面)だ。不確定性と疑念は弛んだ自己満足から切迫感への急変を生み出すかもしれないが、そんな不確実な時に誰が、何が、利益を得るかは誰もが知っている。すなわち金、米国債、そして今やスイス・フランがそうだ。