2015.01.19

*このコラムは現地時間1月16日(金曜日)の早く、週末の市場が引ける前に書いたものです。
*今回のコラムは「回顧と展望」のみの記述となります。

1月19日付 メリマンコラム  《回顧と展望》  その1

年に一度の講演を金曜と土曜に控え、私は水曜夕刻にスイスのチューリヒに到着した。この時間帯、居るべき場所、どちらを見てもこれ以上の選択は出来なかったろう。正しい場所に正しいタイミングで存在することにかけては、私は生来恵まれているようだ。

米国人は “All hell broke loose(地獄絵図が拡がる)” という言い回しをよく使うが、私が先週木曜の朝に目覚めた時はまさにそんな展開だった。スイス国立銀行が自国通貨のユーロとのペッグを廃止(デペッグ)。1㌦=1.20スイスフランの上限を撤廃すると発表したのだ。米国人はこんな時よくこう言う。“Something is rotten in Denmark(これは何だか怪しい…)”。この場合、鍵となるのはギリシャだ。だが、宇宙におけるサイクルと人間活動のサイクルを研究している私達にとってみれば、真の鍵はもっと大きい。それは地球だ。地球は今やまさにキリキリと締まりつつある宇宙の万力のど真ん中に挟まれており、そこでは既知の太陽系の中で最も遠い惑星達の4つ(土星、天王星、海王星、冥王星)が手を取り合って、我らが地球に対して正確な数学的関係性を結んでいる。

ファイナンシャル・アストロロジャーはこれを “ハードアスペクト・フォーメーション” と呼んでいる。それは空間的に見て、4つの惑星全てが相互にハーモニック1/8の関係性を持つということだ。これが前回いつ頃起きたかを私は知らない。具体的に言えば、土星は2014年11月27日に冥王星との45度(セミスクエア)形成過程に入り、それは2015年8月まで続く。また土星は2014年12月2日から天王星との135度(セスクィスクエア/セスクィクォードレート)形成過程に入り、それが2015年10月まで続く。