2014.10.24

10月20日付 メリマンコラム  《短期および長期見通し》 その4

最後に(と書いてみたものの、別のアストロロジャーによって追加の相互関係が発見、指摘される事は間違いないので実際は“最後”ではないのだが)土星は、海王星とウェイニングスクエア(270度)を形成しようとしている。
このスクエアは、現在蠍座に入居している土星が射手座にサインチェンジする12月23日(日本時間24日)以降訪れる。正確なスクエアの形成は都合3回。2015年11月26日と2016年6月18日、そして同年9月10日である。これは物理的なものか、それとも心理的なものか、どちらかの集合体の弱さにおける宇宙の“ピーク”を指すものなのかも知れない。
しかしながら、その可能性があるとしても(病気の)流行や健康の危機を明示する必要性はない。また、この時間にこれらがハッキリと出現するというわけでもない。両惑星とも公転周期の長い惑星同士で形成されるアスペクトは最大で1~2年のオーブ(許容範囲)を有する。
結論として言えるのは、以下の事である。即ち、ジオコスミックサインから見ると、今後2年間、我々の健康に危機的状況を及ぼすかもしれない病気の蔓延や伝染病のパンでミックが発生する可能性がある。そしてこの懸念は、エボラ出血熱に関連するかも知れない。この期間中は充分に安全上の注意を徹底する事が賢明であるといえよう。
ただし、アストロロジーの原理原則は人生経験の至る所に出現するものであって、今後形成される天体位相が健康分野のみに限定されるというものではない。
例えば、土星・海王星ペアのハードアスペクト(0度、90度、180度)は嘘か隠蔽工作(もしくはその両方)を伴った政治スキャンダルに関連する事がある。
また、これは金融市場の混乱に繋がるような中央銀行による経済的な誤算、更には(海王星は原油の支配星であるが故に)原油流出による環境危機(または石油関連の危機)にも関連性がある。
 更に海王星は海洋、体液全般、そして不正確なデータまたは意図的な詐称に因る重大な誤算も支配する星とされている。
また更なる高次元で見ると、この惑星は霊的(精神的)な法則への深い知識や紛う事なき誠実と美徳を伴った行動への渇望の顕示も意味する。それはカルマ(業)―自己の意思の現れと結果―の原理原則である。
つまりそれは、世界の舞台で活躍する人々たちによる、名誉に関して―そして残念だが不名誉な事に関して―これ以上はない程の事例を垣間見る事が出来るかもしれない時間帯になろう。