風林火山のニコニコ相場様 2023年10月31日

お客さんのためになっているか

〔寒暑、栄枯は、天地の呼吸なり。苦楽、栄辱は人生の呼吸なり〕。

うまいことを言うなと思う。

大きなものは、時勢の盛衰であり、小さなものは、人間の栄誉である。

これは昔から、今に至るまで、めぐり移っている。

天運も人事も、定めの一ツである。

営業マンが、どんなに努力しても、さっぱり成績があがらないことがある。

この場合、自分では懸命に努力していると思っている。端から、人の見る目も、彼は努力家であると認めている。

しかし、成果は上がらない。

なぜだろう。

それは、いま自分が精一杯、努力しているという、その事が、成績の上がる次元ではないからだと思う。

「お金が欲しい、欲しいと思っても、お金が、いらないから入らないだけ」と申しますね。

本当は、欲しい、至急いるのですが、いらないとは、どういうことだろう。

欲しい欲しいと思っていても、いらない次元にいるわけです。(それが判らん)。

本当にお金がいる。それは天の理にかなっている。

ならば、勝手に入ってくる。

営業を一生懸命にする。自分のため、会社のためである。お客さんのためになるのか。ここの処である。

上司が、やかましく成績を言う。ノルマがきつくかかっている。だから成績を上げなければの次元である。

視点を変え、次元を上げてお客さんのためになる方法。お客さんに喜んでもらえる営業を、やってきましたか?

自分や、会社の次元の対象にお客さんを持ってこようとしませんでしたか。

2007年3月記