買い場露呈中 億の金を狙え!
今年から来年にかけての小豆相場は僅かな資金で億単位の富を築ける動きをするだろう。
「春浅き水を渡るや鷺一つ 碧梧桐]
雪が深いと聞いていた越中富山に行ってきた。大同物産の富山支店が富山城の隣の県民会館で経済講演会と商品投機教室を行なった。熱心なお客さんが夕方暗くなるまで大勢詰めかけた。
前日までは雨だったがこの日、冬のうちでも、滅多に見られぬ好天気に恵まれ、期待していた丈余の積雪など、どこにもなかった。
県民会館五階の会場から北アルプスが富山平野のむこうに眺められ、夕日の落ちる時分には白銀色の飛騨山脈が夕焼けのオレンジ色に染まり見とれてしまった。
お客三波相場に強い関心を持っていることが感じられた。
次の日、北陸の冷めたい雨の中を帰ってくると小豆期近限月は暴落していた。
古品の受け手難。ホクレンの旧穀渡し切りを嫌気したものである。
しかし新穀限月(古品供用不能限月)は比較的堅調である。
小豆前二本にしても下値の限界にきている。当先のサヤ三千円。まずは裸値とでもいえよう。需要期を控えているだけに受け手難とはいうものの、この値段なら親引けも出る。
ともかく、小豆相場は前二本が重りとなって、人気が燃えるまでには、遠い道のように思えるが、早い目に前日本の悪さを出してしまえば、憂いが残らない。考えてみれば、相場がいま高値に走るよりは先限七千五百円あたりを警戒させる今の動きを繰り返すほうが、先に行っての楽しみが大きくなるというものだ。
七千五百円以上はホクレンのつなぎが入る―という先入観が行きわたれば売り込みもふえよう。いざ七千五百円を買い切ってしまうと吹き抜けになるのだ。
手亡も輸入ワク削減で先行き人気化の楽しみが持てる。先限の三百円押し五百円押しをコツコツ拾う方法が成功しよう。
思うのであるが、誰でも今年の小豆等の作付け面積の大幅減反は考えているけれど、今年、相場がよほどの高値を出さない限り、来年、昭和51年度の小豆作付け面積は、さらに減反になるだろう。
今からそれを言うのは早いかもしれないが、相場で巨大な財産をつくろうと考える人は、そのぐらい先を見通して対処すべきだ。
●編集部註
「億の金を狙え!」とはまた大きく出た。
朝、外務員が朝礼前にこの記事を読んでニヤりとする光景が目に浮かぶ。
【昭和五十年二月八日小豆七月限大阪一万七二六〇円・四〇円高/東京一万七三三〇円・一〇円安】