供用格差に問題 手亡は犠牲的価格
手亡の供用品、ピービーンズの供用格差が時勢にズレているため手亡は犠牲的価格を強いられる。
「山の井に色よきままの朽葉哉 素外」
手亡はひどい相場になってしまった。
ピービーンズで叩かれ、手亡本来の価格というものが見失われようとしている。
こんな事では、来年の手亡の作付け面積は、さらに減反になろう。
ピービーンズの定期供用格差が時勢にマッチしていないための犠牲的価格である。
定期市場における供用格差の問題は、それが直接の相場の高下、強弱につながるため、高度な配慮と慎重な決め方が望まれる。しかし現在のように手亡本来の価格が先物市場で抹殺され、心ならずもピービーンズの相場になってしまうという事は、大手亡豆を上場している穀物取引所当局の怠慢というべきか、不勉強というべきか、いずれにしても批判されて仕方のない現象である。
この事は、とりもなおさず委託者に対しての欺瞞ともいえようし、大手亡生産者に対する裏切りでもある。
穀取は、大手亡豆という札をはずして、アメリカ産ピービーンズという名札を価格掲示板のところに付け替えなければなるまい。
聞けば〝全穀連〟山口六弥常務は、過日の〝全商連〟臨時総会で、彼が全商連常務をも兼務する件につき『改正された定款では全商連の常務理事の職務の権限について、常務を処理し―と規定しているが、私は全穀連の常務としての仕事もあるので、実際上の問題として文字通りそのようにやるというわけにはいかないので了解を得ておきたい』と述べたそうだ。
業界では、この山口六弥氏の発言の裏にこもっている〝いやな〟、そして陰湿な、ねばっこいものを感じ、全商連も全商連なら、山口さんも山口さんだと、辟易すると同時に、腐った人事と持ち下げならぬ団体屋集団どもに、これ以上ない侮べつと言いようのない腹立たしさを示すのであった。
穀取関係の供用品格差問題は市場管理委員会→全穀連会議によって検討され決定を見る。今、業界では、全穀連はなにをしているのだ―と手亡供用品問題で当局の怠慢が攻撃されているのである。
常務理事が常務の処理が出来なければやめればいいじゃないか。実際困ったことだよ―と皆が言う。
●編集部注
証券取引所が土曜日完全休場になったのは1989年から。一目均衡表の基本数値〝26日〟や移動平均の〝25日〟の由縁、実はこの土曜取引にある。
【昭和四九年十一月二十日小豆四月限大阪一万六九二〇円・一〇円高/東京一万六八七〇円・変わらず】