昭和の風林史(昭和五七年十二月十六日掲載分)

2019年01月25日

シカゴは上昇トレンドに

京の夢、大豆の夢。今の水準の輸大先限買いは非常に判りやすい。大相場の序曲。

輸入大豆相場はIOМ離れなどというが、シカゴ期近限月が6㌦台に乗ってくると、そうも言っておれない事になろう。

シカゴは9月10日、10月4日、10月25日でWボトム(週間足)が鮮明である。日本流に言うと「逆三尊」の大底確認。

これがトレンドは5月21日の6㌦75から10月4日5㌦18まで五段下げ。完全に豊作織り込みの動きで底をつくった。

このあと目の醒めるような上昇トレンドに乗って、シカゴ相場は先行きなにかある事を暗示している。

このシグナルは、大相場の序曲を知らせるものだ。

古今東西、相場というものは底が入ったら、あとは買うだけでよい。天井打つまで基調は上向きを維持する。シカゴ大豆がそれである。

遠く離れて引く線もピットの中で走る値も付いたその値が相場。

底が入れば、買う材料はあとから貨車でくる。ファンダメンタルズと相場は別である。相場は相場に聞け。

相場というもの、弱気が多いほど買う楽しみが大きくなるものだ。

先限の四千八百円台は下があって百円と見れば、来春上は千丁、心の青空。

小豆は下げトレンド離れしている。これがもう一度先限七千五百円とくれば成り行き買い場。

逆に八千三百円(大阪)を買い切って、四百円台の引け値ともなれば八千八百円。まずそのあたり様子を見る場所。恐らくまた千円ほど押すだろうが、それ以下の相場もない。

という事は、小豆は大きな相場がない。八千二百円中心の上五百、下五百。

やはり来春は輸大である。シカゴは下げトレンドに一足早く訣別したが穀取輸大は今その努力中。先二本四千円カイとくれば流れが変わった事を知ろう。

●編集部註
 う~ん。冒頭の「逆三尊」の解釈は、若干無理があるよなぁ~―というのが正直な感想である。
 ただし、言葉は重要。相場師としての直観は間違いではなかった。
 頭は82年10月4日。問題はどれを左右の肩と見るかであった。このチャートパターンは、恣意的な判断をしないために、ネックラインが破られた時点で成立したとみなす。
 週足で見た場合、正解は左肩は81年12月と82月3月の安値、右肩は83年6月の安値であった。逆三尊が確認されたのは83年7月下旬である。
 差し詰めここは、10月安値からのダイヤモンドフォーメーション放れ待ちの場面と今なら言える。